私の周りでも多くの方がされているFX(外国為替証拠金取引)。
来年度から課税強化のために規制されるようです(日本経済新聞11/23より)。
【現状】
株や先物取引などは、証券会社などが投資家がどれだけ儲けたのかがわかる明細が書かれた書類を税務署に提出しています。税務署は、この書類と投資家の確定申告書を照合して、所得の申告漏れをすぐに発見できる仕組みになっています。
FXは、「くりっく365」と呼ばれるFXの市場で取引をされている方は、この儲けの明細の書類が税務署に提出されていますが、大半の方がこの「くりっく365」という市場で取引をしていないため、所得を申告していないケースが非常に多く、脱税容疑で検挙される事件も発生しています。
税務署が投資家の正確な所得を把握できないので、FXが脱税の場に使われていることが問題になっています。
法律が実態経済(世の中の動き)に追いついていない代表的な事例です。
【今後どう変わるのか】
FXの取引業者に投資家の儲けの明細を税務署に提出するよう義務付ける予定。
【皆様のチェックポイント!】
来年度から、FXをされていて確定申告をしていないと、税務署から連絡があるかもしれません。
確定申告をしないことにもデメリットがありますので、十分に注意してください。
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