先日、長嶋のブログでもご紹介をしました、いつもお世話になっている香港の会長に東京でお会いしました。 →【資産運用】今、金(ゴールド)へ投資をするべきなのか(2010/08/13)
【今後の日本経済の行方】
香港の会長からたくさんのお話を伺いましたが、主な内容は次のようなものでした。 (1)2010年~2011年にかけての日本経済の予測 (2)現在の円高ドル安の方向性 (3)中長期的な日本経済の予測
金(ゴールド)への投資をお勧めしていない香港の会長ですが、現在注目をしているマーケットについて質問してみました。 それは、今、日本で売れ筋の良い投資信託とはまったく異なるマーケットでした。
【最近、売れ筋が良い日本の投資信託】
最近、売れ筋が良い日本の投資信託として、 (1)アメリカなどのハイイールド債 (2)ブラジルなどの新興国の債券 に投資し、通貨を豪ドル・ブラジルレアル・南アフリカランドなどに切り替えて利回りの上積みを目指す「通貨選択型」があります。
いずれも、低格付けのために利回りが高く、安定・安全を重視する方にとってはお勧めできる投資信託ではありません。 アメリカなどのハイイールド債にいたっては、投資不適格の債券(ジャンク債)であり、ギリシャ国債と同じ格付け以下のものに投資されているのが現実です。
【新規に販売される投資信託は、顧客のお金が集まりやすい「旬なテーマ」】
最近、注目されているのはインドネシアです。 インドネシアの高い経済成長率が主な理由です。
しかし、新規に販売される投資信託は、顧客のお金が集まりやすい「旬なテーマ」が多くなる傾向にあります。 つまり、既に人気となっており、残念ながら高値にあるものに投資をすることになりがちです。
次々に新しい投資信託が販売され、資金が移っていく結果、日本では長く安定して運用している投資信託が少ないのが現実です。 投資信託を購入する際には「投資信託は長期で運用しましょう」と勧められます。 ところが、新しい投資信託が販売されますとまた投資信託の勧誘があるのは、矛盾しているような気がします。
【世間話としての資産運用】
お客様とお話をしますと、多くの場合、資産運用の話題になります。 ・日本国債に投資をしても、金利が1%付くかどうか ・定期預金にしていても、金利はほぼ0% であることから、少しでも有利な資産運用先に興味があるのだと思います。
お客様の中には、「通貨選択型」の投資信託に投資をされている方もおられます。 このような考え方もあるという意味で、今後もお客様に情報提供をしていきたいと思っています。
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