昨年11月に香港へ行った際、香港の会長のご厚意により、香港の
・銀行
・生命保険会社
・投資会社
・ヘッジファンド
などと接点を持つことができました。
・【香港出張】香港・日本・アメリカを結んでのテレビ会議を実施(2009/11/26)
その時お世話になった会長が、先日日本に来られましたので、お会いさせていただきました。
そこで、長嶋は香港の会長に次の2つの質問をしてみました。
(1)日経平均株価はなぜ上昇しているのか?
(2)人民元の切り上げの見通し
【日経平均株価はなぜ上昇しているのか?今後の見通しは?】
最近、日経平均株価が上昇していますが、
・なぜ上昇しているのか?
・今後の見通しはどうなるのか?
長嶋なりに、いくつかの仮説を立て、その仮説についてどう思うか、香港の会長に質問をしてみました。
香港の会長がおっしゃるには、長嶋の仮説は半分正解、半分不正解とのことでした。
・半分正解=なぜ上昇しているのか?
・半分不正解=今後の見通しはどうなるのか?
【日経平均株価はなぜ上昇しているのか?】
長嶋は、次の3つの仮説を立てました。
(1)日経平均株価が上昇している大きな原因は、何か?
(2)その大きな原因は、なぜ起こったのか?
(3)その大きな原因以外にも、いくつか小さな原因がある
この長嶋の仮説は正解だったようです。
長嶋が不正解だったのは、今後の見通しです。
見通しが甘かったようです。
【人民元の切り上げ見通しについて】
人民元の切り上げの報道が日々大きくなってきています。
本日、人民元の切り上げについて、次のような報道もされています。
人民元近く切り上げ発表か NYタイムズ(産経新聞:4/9)
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は8日、中国政府が、人民元相場の小幅切り上げと日々の相場の変動幅拡大を容認する為替政策の変更を、今後数日中に発表する方向で準備している、と報じた。
香港発で消息筋の話として報じたもので、胡錦濤国家主席が、12日からワシントンで開かれる核安全保障サミットに出席するため訪米する前にも発表される見通しという。
発表は遅れる可能性はあるものの、人民元柔軟性の向上を支持する中国人民銀行(中央銀行)の主張が中国指導層の議論で勝ったようだ、としている。
政策変更は、当局による巨額の介入でドルと事実上固定された人民元相場をより市場本位にするもので、中国の国内政策上の理由だが、オバマ政権が促してきた方向とも重なるもの、としている。
米国内では貿易赤字拡大や雇用への影響から元相場切り上げを迫る声が議会で高まっているが、同紙は、ガイトナー財務長官ら政府高官は、中国の政策変更は中国の利益に基づく決定であるべきで、米国の圧力の結果という印象を与えないよう努めてきた、と指摘している。
ガイトナー長官は8日、インド訪問からの帰途、北京で中国の王岐山副首相と緊急会談。
人民元問題で議論したとみられ、胡主席とオバマ米大統領との首脳会談でも、主要議題となる見通しだった。
今後の、人民元の切り上げの見通しについて、長嶋の仮説をどう思うか、香港の会長に質問してみました。
香港の会長がおっしゃるには、長嶋の仮説とほぼ同じ見解だそうです。
また、日本人として今後どのような対応をとるべきかについても、長嶋の仮説と同じでした。
人民元の切り上げは、私たち日本人にまったく関係がないことはありません。
対応できることがあれば、対応しておくべきだと思います。
【日本の中に居ることで見えないことがたくさんあります】
香港の会長とお話をしていつも勉強になることですが、「世界の中の日本は、日本の中にいてはわからない」ということです。
香港の会長は、普段は香港にいますので「香港から見た日本」という客観的な視点でいつもお話されます。
お話を通じて、「日本の常識=世界の非常識」であるといつも勉強させられます。
【参考ブログ】