政府税制調査会は、平成22年度税制改正に向けて、審議を進めておりますが、いよいよ税制改正大綱が取りまとめられようとしています。 相続税の改正に関する論点は3つです。
(1)相続税の非課税枠の引き下げ(増税) (2)相続税の税率の引き上げ(増税) (3)相続税を改正するのであれば、贈与税も同時に改正
【相続税の非課税枠の引き下げ・相続税の税率の引き上げは見送りへ】
・相続税の非課税枠の引き下げ ・相続税の税率の引き上げ は、贈与税の考え方も検討すべきとして、平成23年度の税制改正を目指してはどうか、とされています。
【相続税の計算方法の変更も見送りへ】
相続税の計算方法を、アメリカと同じく「遺産に対して相続税を課税(遺産税)」とすることも検討されていましたが、こちらも見送りになりそうです。
相続税の計算方法の変更は、相続税・贈与税の考え方を根本的に変えてしまうため、日本国内での議論とともに諸外国との調整が必要となりますので、簡単に変えてしまうことはできません。 もし、来年度の税制改正で実現させるためには、相当な審議が必要だと思います。
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