【福岡県の方から15年前の遺産相続のご相談】
先日、福岡県の方から、15年前に起きた遺産相続について、ご相談がありました。 お話をお聞きすると、事情があって、15年間遺産相続の手続きをしていなかったそうです。 手続きをしていなかったというよりも、「できなかった」というのが本当のところだと思います。
ご相談者様は、最近になり、遺産相続の手続きをすることになったそうで、いろいろと調べられていたところ、長嶋のホームページに目が留まり、お電話をいただきました。 ご相談者様は、ご自身で調べられる範囲のことは調べられており、どうしてもわからないことがあったそうです。
質問に答えるだけでしたら、相続に関する少しの知識があれば、専門家であれば誰でも対応することができます。
しかし、その質問の裏には、必ずと言っていいほど、ご相談者様の「想い」が込められています。 この15年間の間に、ご相談者様に何があって、どれだけ辛い想いをしてきたのか?を理解しなければ、ご相談者様が望まれる回答はできないと思います。 このようなことから、長嶋はいつも「ご相談者様にとって何が一番重要なのか?」を汲み取るように、お話させていただきます。
【今まで悩んでいたことがすべてなくなり、心がスッキリしました】
このように、ご相談者様の質問を一つ一つお聞きして、ご相談者様にとって何が一番重要としているのかを汲み取るように、お話させていただきました。 当初は15分程度で終わるとおっしゃっていましたが、時計の針は一時間ほど過ぎていました。 お話がすべて終わるころ、ご相談者様は涙声で、こうおっしゃいました。 「今まで悩んでいたことがすべてなくなり、心がスッキリしました」
【人となりを理解することは非常に大切なこと】
後日、ご相談者様から、もう一度電話がありました。 その後、わからない点が出てきたそうで、それについてもある程度ご自身で調べられていました。 そこで長嶋は、「○○という本を読んでみてください」とアドバイスをさせていただきました。
こちらのご相談者様は、勉強熱心な方ですので、長嶋から回答を出されるよりも、ご自身で勉強をすることが嬉しい方なのだと感じました。 それは、電話でご相談者様がどんな方なのかをある程度理解をしていたので、こういった回答をしました。 相続というデリケートな場面では、人となりを理解することは非常に大切なことだと思います。
この電話から、一ヶ月くらい月日が流れましたが、その後は電話がないので、ご相談者様はきっと、うまく乗り越えたのではと思います。 15年分の肩の荷が下りて、笑顔で過ごされていることを、長嶋は願っています。
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