先日、相続税のご相談があったお客様とお会いしました。 お客様のお仕事の都合により土曜日・日曜日・祝日がご希望とのことでしたので、週末にお会いすることになりました。
お客様がお困りになられていたのは次の2点でした。 (1)相続税がかかるのかどうか知りたい (2)遺産相続の手続きを進めてきたが、もう限界なので助けてほしい
【相続税がかかるのかどうか知りたい】
お客様自身は、たぶん相続税がかかるであろうことはご理解されていましたが、確かな答えを求めておられました。 そこで、相続財産にどのようなものがあって、金額としてどれくらいあるのかなどを伺いました。
税理士長嶋が大雑把に相続税の試算をすると、相続税は確実にかかることがわかりました。 そのことについては、お客様もご納得されていたことなのですが、お客様にとって一つ大きな誤算がありました。
それは、土地の評価です。 相続財産の中にはご実家の土地を含めて複数の不動産があったのですが、お客様ご自身は不動産についてそれほど価値はないと考えておられました。 土地の評価額について大雑把に試算してお客様にお伝えすると、お客様から次のお言葉が出ました。
「あの土地がこんなに価値があるものとは思ってもみなかった」
土地の評価は、お客様が考えていた価値よりも1.5倍程度だったようです。 予想外の相続税の多さにお客様はとてもビックリされておられました。
【遺産相続の手続きを進めてきたが、もう限界】
相続する財産の状況について詳しくお話を伺いました。 すると、預貯金や上場株などの預入先の金融機関は10以上に分かれていました。 おそらく、ペイオフ対策にために預金を小分けにしていたのだろうというお客様からのお話でした。
確かに、ペイオフ対策のために金融機関を分散することで預金の安全は確保できるかもしれません。 しかし、残された相続人はこの10以上の金融機関に対して遺産相続の手続きをしなければなりません。 これまでお客様自身で遺産相続の手続きをされてこられましたが、その手間が苦痛になったためご自身で手続きをされることを断念されました。
そこで、お客様は次のようにおっしゃいました。 「こんなに大変だとは思わなかった、自分の相続のときには金融機関の数をできるだけ減らしておきます。そうしないと子供に迷惑をかけることになる。」
【面倒な遺産相続の手続きから解放された】
お客様とのお話の中から遺産相続の手続きがとても大変だったことが痛いほど伝わってきましたので、遺産相続の手続きからお手伝いすることになりました。 それと同時進行で相続税の申告書の作成です。
遺産相続の面倒な手続きから解放されたお客様は、明るい表情でお帰りになりました。
【遺産相続税参考ブログ】
・相続税の申告期限が迫っているお客様【神戸・芦屋・西宮】(2011/12/07)
・相続税の申告期限まで時間がない【神戸・芦屋・西宮】(2011/11/03)
・相続税の申告報酬で税理士は何をしてくれるのか?(2011/10/08)
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