先日、遺産相続の手続きと相続税について、お客様からご相談がありました。 詳しいお話を伺うと、「遺産相続の手続きと相続税のことについて銀行に相談したが、担当者によって言うことが違うので誰の言うことを信じてよいのかわからない」ということでした。 簡単に言いますと「銀行員に当たりハズレがある」ということです。
【銀行での遺産相続手続きは、相続専門のコールセンターで】
銀行での遺産相続手続きの代表的なものは、 ・預貯金の引出し ・投資信託の名義変更 があると思います。
これらの遺産相続手続きについて、 ・支店窓口で直接対応する ・相続専門のコールセンターでまとめて対応する 銀行があります。
ご相談があったお客様は、相続専門のコールセンターで遺産相続の手続きを対応されていました。
「相続専門のコールセンター」ですので、銀行員全員が遺産相続について詳しいと思うのが当たり前です。 ご相談があったお客様も「相続専門」ということで安心して簡単に手続きができると思ったそうです。 ところが、相続専門とはいえ「コールセンター」という落とし穴にはまっていました。
コールセンターという場所ですので、銀行員の数は多いです。 書類などの流れ作業は迅速に処理できるのでしょうが、銀行員によって遺産相続に関する知識や経験値に大きな差があるため、個別の相談に関して迅速に対応できるかはまた別のお話です。
コールセンターという場所であるため、お客様が電話をするたびに対応してくれる銀行員はいつも異なります。 対応する人が変わることでお客様が聞く話の内容は毎回異なり、お客様は誰の言葉を信じてよいのか混乱することになります。
【遺産相続の手続きで贈与税が課税される?】
お客様は遺産相続の手続きのため、銀行の相続専門のコールセンターに相談されました。 そこで、贈与税が課税されますが良いですか?と言われたそうです。 日を改めてコールセンターに相談すると、贈与税は課税されないと言われたそうです。
お客様は相続税が課税されることはご理解されていましたが、なぜ贈与税の話が出てくるのか?と混乱されました。
【お客様にとっては人生に数えるくらいにしか経験しない遺産相続】
お客様にとっては、人生に数えるくらいにしか経験しない遺産相続です。 遺産相続の手続きや相続税の申告について、早く終わらせたいというのが本音だと思います。
そのため、 ・誰が ・何を どこまで 詳しく知っているのかを理解することで、誰に相談すべきかが見えてくるのではないでしょうか。
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