先日、「武田家滅亡に学ぶ事業承継」という本を読んだというブログ を書いています。
この姉妹書がありましたので読んでみました。
「上杉謙信に学ぶ事業承継」 著者 北見 昌朗
テーマにされているのは、戦国時代の英雄「上杉謙信」。
謙信公の没後、家督相続の争いが起こります。 その後「上杉家」としては、明治の時代まで残った数少ない戦国大名の一つとなっています。
結論として、謙信公は家督相続については失敗をしていますが、その後継者となった息子の上杉景勝以降の世代はうまく家督を引き継いでいることがわかります。 結果的に15万石という小大名にはなりましたが、「家」として潰さなかった景勝公は、後継者として成功された数少ない方だと思います。
同じ戦国時代の英雄である武田信玄と上杉謙信。 武田家は信玄公の没後10年で「家」そのものが滅亡してしまいますが、上杉家は明治の時代まで「家」は残ったという歴史事実を比較して考察しているところが大変興味深いところです。
・家督を継がせる側の心構え(謙信公) ・家督を継ぐ側の心構え(景勝公)
は、会社経営者・会社後継者のどちらの立場の方でも学ぶことができるのではと思います。
もちろんのこと、会社経営者以外の方でも、家督相続をすることになりますので、参考となることもあると思います。
先にご紹介した「武田家滅亡に学ぶ事業承継」と本書を読み比べると、新たな気づきがあるのではと思います。
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