本日、1ドル95円台に突入しました。
最近のドル安円高により、個人マネーは外貨預金に向かっているそうです。
【今の外貨預金は昔ほどうまみはない】
米連邦準備制度理事会(FRB)は16日に公定歩合を0.25%引き下げて3.25%にすると発表しました。
そして、米国の短期金利の指標となるフェデラルファンド(FF)金利の引き下げも確実視されています。
このように金利が下がるということは、外貨預金の金利も下がることを意味します。
日本の預金金利に置き換えてみるとわかりやすいと思います。
日本銀行が金利誘導目標としている無担保コール翌日物の金利を上げたとき、普通預金金利も上がったのは記憶に新しいところだと思います。
今の外貨預金金利は一ヶ月物で1%程度です。
金利1%程度では、為替の変動による差損で利益が吹き飛んでしまう可能性が高いです。
今後も金利低下が予測される経済環境では、金利で稼ぐのではなく為替差益を狙う投資に向いている経済環境だと思います。
また、ドル預金ではなくオーストラリアなど金利が高い外貨預金を選ぶという方法も考えられると思います。
【投資はくれぐれも自己責任でお願いします】
金融機関によっては預金金利を上乗せるキャンペーンをしているところもあるようです。
ただ、どこまでドル安円高が進むかわかりません。
昨年末や年明けに外貨預金を始めた個人マネーは、既に含み損が出ているようです。
ここからさらにドル安円高が進むようですと、今から始めても含み損を抱える可能性もあります。
投資はくれぐれも自己責任でお願いします。
(日本経済新聞3/17) 進む円高、個人マネー外貨預金へ・米ドル建て、残高増
外貨預金に資金が流入している。外国為替市場では米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題をきっかけに昨夏以降、円が対ドルで上昇。外貨が割安になり、個人の投資意欲が高まったためだ。金融機関も低迷していた外貨預金の獲得に再び力を入れ始めた。
円相場は今月13日、12年ぶりに1ドル=100円の大台を突破。ここへきて円高・ドル安が一段と進み、一時98円台で取引された。円が高い今のうちに、割安になった外貨で運用しようとする個人が増えている。
HOME|事務所理念|事務所案内|業務内容|お問い合わせ|サイトマップ|リンク集|ブログ
copyright © 2007 All rights reserved 遺産相続税相談室(兵庫県芦屋市)