三菱東京UFJ銀行が、メガバンクとして初めて個人向け社債を発行することになりました。
定期預金の金利よりも高いので「貯蓄よりも投資」とお考えの方にとっては、その選択肢が増えるので朗報だと思います。
ただ、社債のリスクもあるので、どちらが良いのか検討することも必要だと思います。
【定期預金と社債の違い】
<利息の受け取り>
定期預金・社債ともに、利息の支払日に利息を受け取ることができる。
<利率の違い>
・定期預金→ペイオフで保証されるため、利率は低い。
・社債→ペイオフで保証されないため、利率が高い。
両者の利率の違いは、銀行が破綻したときにリスクがあるかないかの違いです。
<銀行が破綻したとき>
・定期預金→ペイオフの対象となるため、銀行が破綻しても元本1000万円とその利息は保証されます。
・社債→ペイオフの対象ではないので、銀行が破綻しても元本の保証はない。
(日本経済新聞2/2) 三菱東京UFJ銀、初の個人向け社債
三菱東京UFJ銀行は1日、個人投資家を対象にした普通社債を発行すると発表した。発行額は200億円で定期預金より利率が高い。国内で個人向け普通社債を発行するのは3メガバンクで初めて。個人顧客向け商品の品ぞろえを拡充するとともに、資金調達手段を多様化するのが狙い。
利払い日が3、6、9、12月と年4回あるのにちなみ、愛称は「四季の花」。100万円単位で期間3年。表面利率は年0.60-1.40%の範囲内で7日に決定する。募集期間は2月12日から3月3日まで。
預金以外の資金調達としては、旧東京銀行が外国為替銀行法に基づき金融債を発行していたが、1996年の旧三菱銀行との合併後に廃止された。預金より利率の高い債券での資金調達に再び乗り出す背景には「貯蓄から投資へ」の流れのなか、預金のほかに有利な運用商品を求める個人顧客を引き付ける狙いもあるとみられる。
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