日本生命は、年金保険と養老保険の予定利率を2/1から引き下げることを発表しました。
【予定利率って何?】
保険契約者に約束した利回りです。
【予定利率が引き下げられることの影響は?】
これから、年金保険や養老保険の契約をする方にとっては保険料アップという家計負担となります。
生命保険会社は、保険契約者から預かった保険料を日本国債や外国債券で運用しています。
国債や外債から受け取る利息を考慮して、生命保険の保険料を決定しています。
この、利息が少なくなれば、保険料を上げないといけなくなります。
そのため、年金保険や養老保険の契約をする方にとっては保険料アップという家計負担となります。
【なぜ予定利率が引き下げられたの?】
最近の世界的な株価下落で、株よりも安全な国債や外国債券を購入する動きが強まっています。
株を売って、国債などを購入するので、
株価下落→債券価格上昇→債券金利低下
という世界的な流れとなっています。
債券金利が低下すると、利息が少なくなります。
保険契約者と約束した予定利率を約束できなくなったのです。
つまり、予定利率を下げざるを得なくなってしまいました。
【今は日本生命だけですが・・・】
これから、他の生命保険会社も同じような動きをすると思います。
昨日の米国金利の引き下げで、外資系の生命保険会社は予定利率の引き下げへ動く可能性が非常に高いと思います。
(日本経済新聞1/23) 日生、一時払い年金・養老保険の予定利率引き下げ
日本生命保険は22日、一時払い年金保険と一時払い養老保険の予定利率(契約者に約束した利回り)を2月1日から引き下げると発表した。いずれも現在の 年1.3%から年1.2%に下げる。50歳男性が10年・500万円の一時払い養老に加入する場合、保険料は現在より4万3000円高い466万円にな る。予定利率の引き下げは2002年4月以来、5年10カ月ぶり。
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