年末に顧問契約をいただいたお客様の確定申告の準備に今日一日充てました。
昨年に商売を始められたばかりですので、いくら儲かっているのかもまだわからない状態。
年末に請求書・領収書など、とりあえず持って帰れるものは全部持ち帰りました。
所得税の確定申告の流れは、
(1)1年間にいくら儲かったかを計算します。
↓
(2)健康保険・国民年金・生命保険など、税金を計算するときの特典を(1)の儲けから差し引きます。
(3)支払う所得税を計算できました。
(4)住宅ローン控除など、税金を減らしてくれる特典を差し引きます。
(5)最終的に支払う所得税が確定です。
(6)確定申告書を税務署に提出
(7)所得税を払う
です。
(1)段階の1年分の儲けの計算がまだできてない状態です。
毎月、いくら儲かっているのかがわからないと、商売の調子が良いのか悪いのかもわかりません。
そして、資金繰りの予定を立てるのも難しいと思います。
今月の売上代金がいつ入金されて、月末の支払いにその売上代金を充てることができるのかどうか??
商売ですので「どんぶり勘定」ではマズイと思います。
極端な話、いざ税金を払うときになってお金の都合がつかなくなったらどうするのか・・・
確定申告の現場で感じることですが、特に消費税の負担がかなり大きいです。
理想的には、消費税を納めるための貯金を毎月するのが一番です。
ただ、みなさん運転資金に回してしまうので、確定申告の時期には税金を納めるための「お金」を作るのに苦労されています。
税理士は、単に税金の計算をするだけでなく、お客様にとって「コンパス」のような存在かもしれません。
進むべき方向(N極)を指し示すといいましょうか。
このお客様は昨年、この大海原に船出をされました。
それはまだ小船かもしれません。
ですが、今年からは長嶋も一緒に乗船します。
長嶋がしっかりと北極星を照らして、お客様の大航海を応援していきます。
そして、着実に小船から大船に育っていくことを心から願います。
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