先日、相続税の申告書の作成のご依頼をいただきましたお客様について、相続税の申告書を税務署に提出してきました。 相続税の申告書を税務署に提出すると、お客様の控えに提出したことを証明するハンコをいただけます。 このお客様の控え用の相続税の申告書を、お客様に返却してきました。
今回の訪問もお客様のお仕事の都合で土曜日・日曜日・祝日にするようにしました。
【相続税の申告後が心配】
相続税の申告書をお客様に返却した際、以前から次のようなご相談があったのですが、改めてご相談をいただきました。
『相続税申告後の今後のことが心配です』
具体的に何が心配なのかと申しますと、お父様が遺されたご自宅などの不動産を子供の世代以降の世代まで引き継ぐことができるのかどうかということでした。
【父が遺してくれた財産を子孫に伝えていく義務】
お客様は、税理士長嶋に次のようなことを話してくださいました。
・今回の相続税に関しては、父が遺してくれた現金で払うことができました。 ・しかし、いずれ訪れる母の遺産相続。そして、私の遺産相続を考えていくと、いずれ相続税を払う現金がなくなることは目に見えている。 ・遠くない将来、手持ちの不動産を売却して相続税を払うときが必ずやってくる。 ・父が苦労して築き上げた財産が、相続税によりどんどん減っていくのは間違いない。 ・本当にこれで良いのか? ・父が遺してくれた財産を子供の世代だけではなく孫以降の世代に伝えていくことが私の義務だと思っています。 ・私の子供には、家(家族)としての考え方を伝えていきたいと思っています。
【家族(家)としての価値観を明確にする】
・家族(家)としての心構え ・家族の財産を子孫にどのように伝えていきたいのか など、家族の価値観や家訓のようなものを共有する機会を持つことは、日常的に行われるものではなく遺産相続のときくらいではないでしょうか。
お客様についても同様でした。
当初、税理士長嶋にご相談いただいたときは「相続税の節税をどうすれば良いか」という漠然としたご相談でした。 税理士長嶋は、そもそもなぜ相続税を節税したいのか?とお客様に質問しました。 お客様からは明確な回答が出てきませんでした。
そこで、税理士長嶋はお客様に次のことを質問しました。 『お客様はどうしたいですか?、何が心配ですか?』
その後、お客様が出した家族(家)としての価値観やご希望は上記のようなものでした。 お客様のご希望を実現させるために、今後お手伝いしていきたいと思っています。
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