12/22から、銀行の窓口での生命保険販売が全面解禁になりました。
今までも、生命保険は販売されていましたが、個人年金など一部分だけでした。
これからは、死亡保険や医療保険なども、銀行の窓口で加入できるようになりました。
【メガバンクの対応は?】
・三井住友→生命保険販売経験者を職員として中途採用
・三菱東京UFJ→グループの「明治安田生命」などから職員を受け入れ
・みずほ→グループの「第一生命」などから職員を受け入れ
相談の方法として、次の2つが多いそうです。
(1)支店に常に職員が駐在して、相談に乗ってくれる
(2)相談のあった支店に職員が行き、相談に乗ってくれる
【生命保険の相談に乗ってくれるのは元生命保険会社の職員です】
メガバンクに共通することですが、純粋な銀行員が相談に乗ってくれるわけではないんです。
銀行の制服を着た生命保険会社の元職員が相談に乗ってくれます。
結局、相談に乗ってくれる場所が、銀行の窓口か会社の社員食堂かの違いだけです。
けして、銀行の人だから「安心」というわけではなさそうです・・・
【銀行で生命保険に加入することのメリット(私見)】
・銀行には預金があります、そして住宅ローンを組んでいることもあります。
自分の財布のすべての情報が銀行にありますので、トータルで相談に乗ってくれると思います。
【銀行で生命保険に加入することのデメリット(私見)】
・最近のニュースでも大きな問題になりました「保険金の不払い」。
もしもこのようなことがあったら誰が責任を取ってくれるのでしょう?
確かに「銀行」が責任を取ってくれるのかもしれませんが、○○支店の○○さんという人間の顔はありません。
相談に乗ってくれるのは、銀行からのお願いで生命保険会社から臨時に働きに来ている方もいます。臨時ですので「いつからいつまで働きます」という契約の方ばかり。その契約が終了すれば、また生命保険会社に帰ってしまいます。
もしものとき、相談に乗ってくれた担当者はもう銀行にいない可能性が高いですし、担当者が転勤してしまいその支店には既にいなくなってしまっていることもあります・・・
【結局、便利になったの?】
生命保険に加入できる「窓口」が増えたという意味では、便利になったと思います。
それ以外は、今までと同じだと思います・・・
【間違ってはいけないこと!(私見)】
私たちが契約するのは、生命保険会社です。
銀行は、単に生命保険会社の生命保険を売っているだけです。
どこの銀行の生命保険に入るのか?という選び方は間違っていると思います。
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