今週になり来春の税制改正の情報をお伝えしています。
すべての記事に「与党の」とご丁寧に書いています。
来春に限っては、「民主党の」税制改正案も無視できないためです。
先の参議院選挙で与党が敗北して、野党が過半数の議席を獲得しています。
いわゆる「ねじれ国会」と呼ばれるものです。
税制改正は次のような流れで行われます。
(1)衆議院で可決
↓
(2)参議院で否決
(3)両院協議会でも合意できない(合意できないのが通常)
(4)衆議院へ戻されて、2/3以上の賛成で可決
参議院では60日間の時間が与えられます。
実際に一つ一つの改正案について60日もかけていられません。
つまり、年度が変わる3月までに、すべての税制改正の法案が決まる可能性はかなり低いです。
最悪の場合、国会の解散→総選挙にもなりかねません。
選挙の勝ち・負けが、税制においても大きな影響を与えます。
今のところ、与党案をベースに調整されていくと思いますので、しばらくは与党案を中心にお伝えしていきます。
今後の動きによっては「民主党案」も無視できないことを、頭の片隅に置いていただけたらと思います。
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