年金から、住民税が天引きされるようになるそうです。
今でも、市町村に納める「介護保険料」は既に天引きされています。
来年(2008年)からは、「国民健康保険料」も天引きされるようになります。
そして、2009年からは「住民税」までも・・・
私は、税理士という立場から、確定申告の時期に無料相談会に派遣されることがあります。
毎年、年金の確定申告をする高齢者の方から「国民健康保険料が高いので生活が苦しい」という声を耳にします。
そんな現場の声がお役所に届いているのかなぁ~と心配になります。
確かに、天引きにすれば、
(1)手間が省ける
(2)保険料や税金の滞納がなくなる
というメリットはありますが、それは全部お役所の都合で・・・
確かに、税金や保険料を納めることは国民の義務ですので、納めるのが当たり前と言ってしまえば当たり前ですが・・・
「義務」だからといって割り切れない部分が個人的にはあります・・・
(12/11:日本経済新聞) 住民税、年金から天引き・政府方針、09年10月分から
政府は公的年金にかかる個人住民税を天引き(特別徴収)する制度を2009年10月支給分から始める方針だ。現在は市町村から送られる通知書をもとに年 金支給者が市役所や銀行などで年4回納税しており、天引きの導入で手間が省けるようになる。滞納を防ぐ効果も期待でき、市町村の徴収の効率化にもつながり そうだ。
与党は昨年末にまとめた税制改正大綱で09年度をめどに天引き制度を導入する方向性を決定。関係省庁で詳細設計を進めていた。天引きは65歳以上 の年金受給者が対象。公的年金も含めて一定の収入がある人は市町村に個人住民税を納める義務があり、総務省は65歳以上の年金受給者のうち、約2割が天引 きに移行することになるとみている。
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