11/23に相続のセミナーに参加してきました。
FP(ファイナンシャルプランナー)としての相続とのかかわり方。
銀行や信託銀行などが相続関連サービスとして行っている「遺言信託」についてのお話があり、この中で印象に残る言葉がありましたので、ご紹介します。
【遺言信託のデメリット】
(1)銀行や信託銀行の行員はあくまでも「サラリーマン」です。会社の命令により転勤などで他の地域に異動してしまいます。相続が開始したときに、 その遺言書を作成した担当者は他の地域に転勤になっている可能性が高いです。このとき誰が責任を持って遺産を分けてくれるのでしょうか?確かにその責任は 銀行や信託銀行が持つのでしょうが、担当佐藤さん(仮称)という行員の顔や名前はありません。
(個人的感想) 顔が見えない誰かに大切な遺産を任せることが本当に安心なのか?と思いました。
(2)遺言信託とは「単に遺言書を預かっているだけ」です。銀行や信託銀行は、遺言書の内容をまったく把握していません。遺言書に書いてある土地の場所はどこですか?と質問しても、土地の場所を知らないことが多いです。
(個人的感想) 故人の大切な遺産なのに、そんなに粗末に扱われていいのか?と思いました。
【結局のところビジネスです】
銀行や信託銀行などは大きな組織ですので、きめ細かい対応ができないのは仕方のないことだと思います。ですが、故人の想いがたくさんつまっている遺言書を「事務的に処理」してしまうことに抵抗を感じるのは私だけでしょうか・・・
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