先日、相続税対策のお手伝いをさせていただいているお客様にお会いしてきました。
以前「相続税対策のために生前贈与を検討されている」とおっしゃっていたので、 ・生前贈与の基本的な考え方 ・生前贈与を行う際の注意点 などをお話させていただいておりました。
具体的に生前贈与を行いたいとのことで、相続税対策のための生前贈与の計画についてお話してきました。
【生前贈与の目的を間違えないようにする】
相続税対策のために生前贈与を行う目的は、多くの方は「相続税の節税のため」とおっしゃいます。 確かにその通りなのですが、それだけでは視野が狭くなってしまう傾向にあります。 相続税だけの問題だけではなく「家族の財産として、誰が何を引き継ぐのか?」という点が見落とされがちです。
生前贈与を計画するには、 ・誰に ・どの財産を ・どれくらいの期間で 贈与を行うのかがポイントになると思います。
これらを踏まえて、 ・贈与税は課税されるのか? ・もし贈与税が課税される場合、どれくらいの負担であれば受け入れられるのか? ・相続税と贈与税のバランスはどうか? などを検討していくことになると思います。
【生前贈与の具体的な方向性】
お客様とお話を進めていく中で、 ・今年中に生前贈与をしておくべき財産 ・来年中に生前贈与をしておくべき財産 など、財産と時期が明確になりました。
また、 ・どの程度贈与税を負担することになるのか ・相続税と贈与税の負担のバランス などを検討され、誰がどの程度の税負担になるのかもご理解いただきました。
このような具体的な計画ができましたので、お客様は「早速行動に移すと」おっしゃいました。 日常生活で忙殺され、相続税対策の計画が進みにくい状況ですが、一歩前進したことでお客様は喜んでおられました。 参考までに、生前贈与については「相続税対策に活用する生前贈与 」にて詳しくご紹介しています。
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