先日、相続税対策のご相談があった会社経営者様とお会いしました。 こちらのお客様は会社を経営されておられますので、会社には顧問の税理士さんがおられます。 税理士長嶋には、相続税対策をお願いしたいとのことでした。
【相続税対策を重視しすぎると視野が狭くなる】
お客様から詳しいお話を伺うと、相続税対策(相続税の節税)に力が入りすぎておられ、全体的なバランスを崩しておられるように見受けられました。 確かに、相続税対策も大事なことです。
しかしながら、相続税対策のみをあまりにも重視しすぎると、全体的なバランスが崩れるため視野が狭くなり、危険な状態に陥る可能性があります。 そこで、税理士長嶋から「遺産相続」や「相続税」に関する大枠の考え方などをお話させていただきました。
【相続税対策の前に会社の事業承継が必要】
税理士長嶋から「遺産相続」や「相続税」に関する大枠の考え方などをお話させていただくと、お客様から次のことをおっしゃいました。
『相続税対策の前に会社の株式を子供に移転させたほうが良いかもしれない。』
つまり、お客様ご自身が「会社の事業承継が必要である」という答えを出されました。
これらのお話がキッカケとなり、お客様が会社の事業承継の必要性を感じられ、ご自身で答えを出されたことは「相続」や「相続税対策」を大枠で考えていただけた結果だと思います。 お客様の中で「相続税対策」に対する考え方の方向性を修正することができ、また新たに検討すべきことが出てきたようですので、とても有意義な時間になったと思います。
【相続税対策のための事業承継】
お客様は、具体的に何年間で事業承継を終了させるのかという計画を、その場で考えられました。
会社の株式を子供さんに移転させるには、 ・いつ ・どのような方法で ・いくらで 実行するのかなどを検討しなければなりません。
特に「いくらで」という資金的な問題も出てきますので、次回訪問の際に会社の事業承継のたたき台を提示したいと思います。
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