相続税の相談、遺産相続の相談は相続税専門の長嶋佳明税理士事務所へ。兵庫県芦屋市・西宮市・神戸市に対応しています。

遺産相続税相談室|長嶋佳明税理士事務所
相続専門FPの税理士長嶋佳明が語る『お金』事情

【相続税法改正】相続税増税による相続税対策

  • 2011/02/18

2010年12月から2011年1月にかけて、相続税の税務調査についてのご相談が急増し、ブログの更新もままならない状態になっておりました。
週末しか時間が取れないご相談者が多く、週末から予定が埋まっていき、毎週のようにご相談がありました。

 

最も多かったご相談の内容は、次のようなことでした。
(1)相続税の税務調査を受けたが、その後の対応をどのようにすれば良いのか
(2)このたびの相続税の支払いが高額になったため、自身の相続のときのことが心配なので、今後の相続税対策を考えてほしい

(2)の「このたびの相続税の支払いが高額になったため、自身の相続のときのことが心配なので、今後の相続税対策を考えてほしい」について、ご紹介したいと思います。

 

 

【相続税の支払いが高額になったため、自身の相続税対策が必要】

最も多かったご相談の内容は、次の2つのことでした。
(1)子供には迷惑をかけたくない
(2)相続税が増税されるようなので、相続税対策を真剣に考える必要がある

多くのご相談者に共通しているのが「相続税の増税」に対するご心配です。
最近では、週刊誌でも「相続税が大変だ」という内容で特集が組まれるようになりました。
世間的にも相続税への注目が高まっています。

 

 

【相続税の増税の影響が大きいのは、意外にも生命保険金】

相続税の増税となる項目は、主に次の2点です。
(1)相続税の基礎控除の縮小
(2)生命保険金の非課税枠の縮小

相続税法の改正の経緯を読みとると、政府としては「相続税の基礎控除の縮小」を重視していると感じます。
しかしながら、相続税を心配されておられる方から直接お話を伺うと、必ずしもそうではありません。
相続税の増税の影響が大きいのは、意外にも「生命保険金」のようです。

 

 

【家族の生活のために用意した生命保険なのに相続税が課税される?】

ご相談者の多くは、次のことをおっしゃいます。

「家族の生活が困らないようにと生命保険に入っているのに、保険金の全額が相続税の課税対象になるとすれば、何のための生命保険なのか?」

このご意見は、ごもっともなことです。
もし、相続税の税率が50%の方であれば、生命保険金の半分は相続税でもっていかれます。
これでは、生命保険の存在意義そのものが問われることになります。

 

 

【相続税対策は新時代へ】

相続税は、増税の方向に進んでいきます。
また、相続税法が改正され、節税の方法がどんどん少なくなっています。
相続税対策を考えるには、これまでの常識が通用しない時代となりました。

生命保険を利用した相続税対策は、もう存在しません。
一般的な相続税対策としては、マンション建設しか残されていないため、賃貸マンションの広告が目につくようになりました。

根本的に解決することができる相続税対策のヒント、それは「常識を壊す」ことだと思います。

 

 

【税理士事務所参考ブログ】

・【相続税法改正】平成23年度税制改正大綱:相続税(2010/12/29)

お問い合わせ
プロフィール メディア取材・掲載情報

相続これから
相続対策の考え方
遺産分割の考え方
争続となる事例
生前贈与の活用
遺言書の存在が争いの素に
相続こまった
相続手続一覧
遺産分割の工夫
相続そのあと
税務調査
相続税を取り戻した事例
ご契約後の流れ
報酬について
相続税の実情
税理士の選び方
相続専門FPの税理士長嶋佳明が語る相続事情
遺産相続、老後の年金・医療、生命保険、住宅ローンなど、皆様の生活に密着するおトクな情報を発信するブログです。

HOME事務所理念事務所案内業務内容お問い合わせサイトマップリンク集ブログ

遺産相続税相談室|長嶋佳明税理士事務所

copyright © 2007 All rights reserved 遺産相続税相談室(兵庫県芦屋市)